小学校で読み聞かせのボランティアをしています。
今月は1、2年生。
低学年なので文字は少なめで季節を感じられるものも入れたいな、と思い今回は3冊の絵本を選びました。
- 「せんたくかあちゃん」 作・絵 さとう わきこ 福音館書店
- 「りんごりらっぱ」 作 あべ けんじ 福音館書店
- エリック・カールのイソップものがたり 再話・絵 エリック・カール 偕成社
「せんたくかあちゃん」
「せんたくかあちゃん」は《こどものとも》傑作集の中の一つです。
なんでも洗濯してしまう洗濯だい好きかあちゃんはおへそを取りに来たかみなり様も洗濯してしまいます。
綺麗さっぱり洗ったと思ったらなんとかみなりさまの目や口も無くなってしまいました。
そこで子供達に顔を書いてもらったら前よりずっとイイお顔。
新しい顔が気に入ったかみなりさま。ニコニコで帰っていったと思ったら次の日、たくさんの雨雲がかあちゃんのところにやってきて・・・。というお話。
せんたくかあちゃんは肝っ玉かあちゃん。
ユーモアもあり、読み終わった後は清々しい気分になります。
もう直ぐ梅雨に入りますが、雨、洗濯、梅雨が明けたら夏、ということで今の季節〜夏にオススメですよ。
今の子供は洗濯板なんて知らないと思うので昔はこれでゴシゴシしてたんだよ〜なんて話を膨らませてもいいですね。
「りんごりらっぱ」
言葉遊びの絵本です。
りんご→ごりら
りんごりら→らっぱ
りんごりらっぱ→ぱんだ
りんごりらっぱんだ→・・・
しりとりの最後と最初の言葉がくっついてどんどん長くなって最後は・・?
ページの端っこに次の言葉のヒントの絵が描かれています。
子供と一緒に声に出して読むと楽しい一冊です。
読み聞かせは朝なのでちょっと声出しにも向いてるかな。
エリック・カールのイソップものがたり
みんなご存知のイソップ物語とは違うエリック・カールが作ったイソップものがたり。
上の2冊に比べると文字は多いけど1ページ1ページの絵も大きく見やすいです。
短いお話がいくつも入っていてお話の下の方には教訓も一言書かれています。
「はらぺこあおむし」で有名なエリック・カールの作るイソップ物語は今までのイソップ物語と似ているようで似ていない、オリジナルの着眼点から描かれていて子どもたちも面白く感じるはず。
短いお話がいくつも入っているので時間を調整しながら読めるのも良いところです。
「エリック・カールのグリム童話」もあるよ!
ちなみに毎回、学校で読む前に子供達にも読んで感想を聞いているんですがこちらが「面白い!」と思っても「怖いからやめて〜」と言われることもしばしば。
いい本なんだけれども結構、ウケる子と引いてしまう子と別れるような絵本ってあるんですよね。
そのうちそんな賛否両論な絵本(←勝手な感想です。)もまとめて紹介したいなと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございます。絵本選びの参考になれば嬉しいです☺️。