初心者茶道教室備忘録  12月

茶道教室備忘録

茶道を始めて4ヶ月。今月2回目についにお薄のお茶を立てることができました!

今月も覚えることが盛り沢山✨

道具と作法と分けて順番に復習します。

棚もの

丸くて脚が2本のものでした。

ここに柄杓を飾ってあったのですが、先生曰く、

「丸は陽。柄杓を伏せておくのは陰。」とのこと。

茶道の世界にも陰陽五行の世界があるんですね。

初めて知りました。

一つ飾り・・・棗

2つ飾り・・・柄杓と柄杓置き

水差し

青磁の飛び柄のもの。

蓋だけ別のものもあるが、共蓋の場合は蓋は見えるように手前に置いてもいい。(綺麗だから)

蓋だけ別の塗り蓋の時などは水差しの奥側に置く。

茶入れ

阿古陀茶入れ・・丸い可愛い形で、「アコダ」と言うのは「阿古陀うり」から取ったもの。

蓋は梅の木、本体は桜の木で作られていました。

そして蓋は木目がついていたのですが、この場合は木目が縦になるように置くのが正解のようでした。

掛け軸

掛け軸は「無事」。

禅語の「無事」の意味ではなく、12月なので無事に一年を終えることができる感謝を表しているということらしい。

大徳寺の福本積應さんのもの(今は宝林寺?)

花入

備前のつる首のもの。

床の間が畳敷なので黒塗りの台の上に飾ってありました。

備前焼の特徴は

・釉薬を使わない

・一つとして同じ模様にはならない

・頑丈(投げても割れないと言われるほど)

釉薬も絵付けもなく土の素朴な感じが味わい深いです。

茶碗

織部のもの・・・先生になぜ織部とわかるのですか?と尋ねたところ、織部もいろいろあるけど深い緑が特徴的だから、とのことでした。

また織部はその深まった色合いから秋以降に使われることが多く、春や夏はあまり用いないとのことでした。

織部は漫画「へうげもの」を読んでいたので茶碗の口がひょうげた感じになっているからかな〜と思っていました😊

もう一つの茶碗は伊羅保写しの京焼のもの。

この「伊羅保」と言うのは焼き物の表面がざらざらしていて、茶巾で拭くとき、引っかかってイライラするからだそうです。

ここから作法へ

部屋への入り方

ここで扇子を使います。

扇子は広げて仰いで涼をとるためのものでなく、「結界」の役割をします。

神社や神聖な場所でも別の形で目にしますよね。

鳥居だったり、しめ縄だったり他にも石が置かれていたりとか。

茶道では扇子が鳥居の代わりなんですね。

入室の際、お軸や道具を見る際に閉じた扇子を自分の前に置くことで相手と自分の間に結界(境界線)を引いて相手を敬い自分は一段へりくだって挨拶するんですね。

ちょっと話はずれますが、皇族の方達がお着物や素敵なドレスを着て手に扇子を持っているのも同じ意味あいがあるようです。

入室からの作法は以下の通り

① 扇子を自分の前に置いて一礼。

中の様子を見る。(お軸はどこにあるのか、お釜や自分の座る位置など)

②お軸の前に進み、扇子を自分の前に置きお軸とお花と見る

③お道具(水差し、棗、茶碗)の前に進み扇子を自分の前に置き、見る

④扇子を斜めに置き直し、自分も斜めに位置を変える→もう一度の同じ動作でお釜の方を向く。お釜を見る。

⑤自分の席へ行く。席に着いたら扇子はしまう(着物だったら帯へ差す)

お茶の立て方

お茶を点てる際の入室、退出は備忘録 9月に書いてあるので続きから

水差し、棗、茶碗がまず正三角形に置いてあるとことから始めます。

炉なので自分は斜めに座っています。

〈順番〉

①まず、柄杓を右手で取り、正面に構え(鏡柄杓)左手に持つ

②右手で柄杓沖を取り、炉端右側畳のへり、炉端から3目3目のところに置く。

もう一度柄杓を水平にし、右手に持ち直したら柄杓置きへ置く。柄の部分が少し右斜めになるように。

③左手で茶碗を取り、両手にとり、右手で自分の前へ少し間を空けて置く。

④棗を半月のてで取り、茶碗と自分の間に置く。

⑤左手で帛紗をとり畳んで(畳んでる時は自分の左側で)右手に持ち直す。

⑥棗を左手で持ち、帛紗でこの字に拭き、最後手前からすーっと拭きあげる。

棗を炉の角の延長線上に置く

⑦帛紗をたたみ直し、茶杓を拭く。

茶杓と拭く時は正面、横、正面の3回。茶杓でなく、帛紗の方を動かす。最後は自然に左に外す。

茶杓は棗の上に置く

⑧茶筅を茶碗から取り、炉の角延長線上、棗より前側に置く(結び目が自分がわ)

⑨不草は畳んだまま自分の横に平行に置く

⑩茶碗を自分の方へ少し引き、

11、柄杓を取り左手にもち、右手で帛紗を持ち、それを使ってお釜の蓋を開ける。

→お釜の蓋は柄杓置きに置く。茶碗の中の茶巾を右手で取り縦にして窯蓋の上、取っ手の手前に置く

12、柄杓を自分と正面、水平、右手に持ち替えお釜に伏せるように置く

13、柄杓を持ち、湯を合の8分目まで汲む。

14、釜から1合分上に持ち上げ、斜めに少しして雫を切り、1合分浮かせながら全部茶碗の中へ湯を入れる。→また両手に持ち、正面、右手と持ち替え、柄杓を窯の上にかけ置く。

15、茶筅通しをする

茶筅の結び目が上に来るようにおき、そこに親指、下に4本の指を添え手を返すようにしながら茶筅を回し、見る、を3回繰り返す。(茶筅が折れているところがないかとかの確認)

「ゆ」の字を書き、茶筅を下の場所へ

16、茶碗を自分の左側でゆっくり3回斜めに回し、左手に茶碗を持ち、湯を捨てる。→茶碗を温めるための行為

17、茶巾で茶碗の周りと中を拭き、茶巾は窯蓋の上へ茶碗は自分の前へ

18、茶杓を右手で取り、棗を左手で取り、茶杓を右手で持ったまま棗の蓋を開ける。蓋は右手前に置く

19、ここでお茶をすくって入れる(棗の3〜6時の位置の粉を使う)1杯半。

入れたら茶杓で上、下、真ん中の順に三の字で粉を切る。

茶杓に粉がついているので、1回トンと茶碗で叩く。

棗と茶杓は下の位置へ

20、水差しの蓋を開ける

右手で蓋の取手を取り、自分の手前で左手でつまんで縦にする。

右手にもち(蓋は縦のまま)、水差しの向こうに立てかける。

これ、手がなんだかわからなくて5、6回やり直しました

21、柄杓を右手にもち湯を取り、(合いっぱい)茶碗に5〜6分くらい入れ、残りはお釜へ注ぎ戻す。柄杓は被せ置く

22、茶筅を右手で取り、お茶を点てる。細かな泡で景色ができるように。

23、点てたらちゃせんを下の位置に置き、茶碗を両手で外に回す。→正面がお客側になるように→窯蓋より向こうに手を伸ばしておく

帛紗の作法はまた次回。

今回も箇条書きになってしまいましたがとりあえず・・。

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