なかなかアイデアが浮かばなくて困っている人はいませんか?
いつも書いているメモはただの「記録」になっていませんか?
実は誰でもできる「メモすること」がちょっとした工夫でかつてない「アイデアを生み出す」元になるんです。
長年、手帳を活用して書くことの凄さを体感していたわたしはこの「メモの魔力」をずっと気になっていました。
でも「魔力」なんてちょっとね〜。
大袈裟じゃない?なんて思い手にしてなかったのですが最近見かけて、やっぱり気になるっ、と遅ればせながら読んでみることにしたのです。
今回はそんなすごいメモの秘密、前田祐二「メモの魔力」を記事にまとめてみました。
「メモの魔力」はこんな本
著者 前田裕二 発行 幻冬舎
人生をメモによって切り拓いてきた著者のメモの力と極意を伝える本。
アイデアが思い浮かばず困っている人、メモをどう活かせばいいのかわからない人、自分をもっと知りたい人におすすめ。
「メモの魔力」の学びポイント
まず前提としてメモを記録からアイデアに活用するためには、思いついたこと、気になったこと、などとにかくありとあらゆることを書き留めていきます。
メモする習慣がない人はまず方法論よりもとにかくたくさんメモをとることから始めた方がいいそうです。
①メモすることの嬉しい効果
・メモしよう、という意識でいると普段より多くの情報が入ってきます。
この意識の違いで入る情報の量が違ってくる、というのは確かにそうですよね。
同じように過ごしていてもお仕事を探している時は自然と求人情報が目についたり、子供が生まれると、急に赤ちゃんや子供が目に入るようになって世の中にこんなに子供がいたんだと気づいたりありますよね。
・頭の中にある考えを書き出すこと=言語化してアウトプットすること で思考が深まる
以前読んだ「書く人だけが手にするもの」斉藤和義 にも同じことが書かれていました。
頭の中にあるモヤモヤした感情や考えを言語化するって難しいんですよね。
メモを記録で終わらせない活用方法
著者のメモの取り方は以下の方法です。
①ノートは見開きで使う
②左ページにファクト(日付け、事実)を書く
③右ページはページ半分くらいに縦に線を引き、ページの左側には「抽象化」したこと、ページの右側にはその抽象化したことを実際の行動に変えるための「転用」の要素を書く
ページの左側にファクト、右側に抽象化、転用、とするのは右脳、左脳の働きを活かすために分けるそうです。
ここで著者の伝えたい大事なことを一つ。
最初に強調しておきたい大切な価値観があります。それは「メモは姿勢である」、ということです。
本文より
フォーマットは教えるけれどもあくまでノウハウが大事なのではない、と繰り返し書かれています。
まずは真似してみて、慣れたら自分のやり方を見つけるのが良さそうですね。
まずは自分の心を抽象化
物事を抽象化したりそこから転用まで考えるのって難しい💦
この本を読んであ〜、簡単なことしかやってなかったんだな〜って改めて気づきます😓
わたしのように言語化に慣れていない人はまずは自分の思ったことに「なぜ?」と問いかけ言葉にしていくことから始めてみるといいようです。
例えば映画を見て感想が「すごく感動した」なら、なぜ感動したのか?何に?なんの台詞が響いたのか?なぜ?と繰り返していく。・・・そう、自己分析ですよね。
アイデアの話じゃなかったの?なぜに自己分析?
このなぜ?と思考を掘り下げるのは抽象化の練習でもあるのですが、そもそもメモを何に活用するかというと自分の人生をより良くするため。だから自分を知って自分の大事にするべき人生の軸を知ることが大事なんですね。
ちなみに、就職活動されたことがある人は自己分析ってやったことがある人が多いと思いますが、本書では著者が巻末になんと1000問の自己分析の問を用意してくれています!!
とことん自分を掘り下げたい方はぜひ!
巻末の1000問の後にはこの自己分析をクリアした強者たちの見つけた自分の人生の軸がたくさん紹介されています😊
わたしはいつも手帳の余白に気になったことやいろんなことを書いていましたがさすがに余白では間に合わなそうなのでノートを作って実践してみようと思います♪
最後まで読んでいただきありがとうございました♪