【実話絵本】ハラハラドキドキ、人々の記憶に残る挑戦「綱渡りの男」

本のページがめくれている

子供に読んであげる絵本、たくさんあって迷いますよね。

私も現在子育て中で、学校の読み聞かせボランティアをしているのですが毎回どれにしようか迷います。

同じように絵本選びに迷っている保護者の方に参考になれば嬉しいです。

紹介する本は基本的に小学生以上で考えております。

あきら
あきら

おとなの人も楽しめるよ!

今回ご紹介する「綱渡りの男」はこんな本

  • 作 モーディカイ・ガースティン
  • 訳 川本 三郎
  • 小峰書房

ある男は2つの高くそびえ立つ2つの建設中のビルを見て思った。

あの2つのビルの間にロープをかけその間を渡ったら・・・

男の名はフィリップ・プティ。

大道芸人である。

男は計画を立て、数人の友人たちと実行に移す。

地上400mの高さ。通勤途中の女性がふと見上げてその大道芸人に気づいた。

警察官も出動するが・・・。

この絵本は実話です。

子供達に紹介すると「カイジみたい!」と言われたりしますが実話であることを教えるとみんな驚きます。

想像しただけでも足がすくんでしまう高さでのこの実際起きた犯行に読みながらドキドキします。

絵本は2本の綱の上を歩く場面で折りたたんであるページを広げてより大きく、その場面を迫力を持って見ることができるようになっています。

映画にもなっているこのお話は読んでいてとても引き込まれました。

フィリップ・プティが綱渡りをしたこの2つのビルはニューヨークにあった、あの世界貿易センタービルです。

大人たちなら容易にそこで起こったテロを思い起こすでしょう。

絵本ではそのことには触れず、ただ「2つのビルは今はもうありません。」となっています。

その一つの文でフィリップ・プティの人々を楽しませ、興奮させた「世界で一番美しい犯罪」と言われたこのお話が余計に際立っているように感じました。

学校で読むときは私もテロの話はせず、どうして2つのタワーがなくなったか気になった人はお家の人や先生に聞いてみてね。と話して終わりにしています。

絵本ですが、読むとフィリップ・プティの感じた幸せ、自由を一緒に感じることができ、私の大好きな1冊です。

いかがでしたか?

絵本選びの参考になれば嬉しいです。

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