「アウトプットする力」はこんな人にオススメ!
・アウトプットの方法を知りたい人
・SNSの発信力が欲しい人
・会議でのプレゼン力を上げたい人
・スピーチ力を身に付けたい人
著者の齋藤孝さんは明治大学文学部教授。著書に「声に出して読みたい日本語」、「雑談力が上がる話し方」、「知性の磨き方」などあり文化人として多くのメディアに出ています。
「アウトプットする力」ってどんな本?
こんな疑問を解決するよ!
齋藤孝「アウトプットする力」ポイントは3つ
・アウトプットで「知の回転力」を上げよう
・すぐマネできるアウトプットのコツ
・人間関係を円滑にするアウトプット
では一つずつ見ていきましょう。
アウトプットで「知の回転力」を上げよう
今の時代、SNSで多くの人が昔より情報を発信できるようになりました。
でも日本人は控えめな性格なのかまだまだアウトプットが苦手なようです。
確かに授業でも会議でも「誰か意見のある人は?」と聞かれてもほとんど手をあげませんよね。
遠慮してしまったり、間違えたら嫌だと思う恐怖心も原因にありますが著者は他の理由として『アウトプットする心構えができてない』と指摘しています。
確かに「今からいうことに対して考えを発表して下さい」とあらかじめ言われれば頭をフル回転させて話を聞きますがそうでなければ基本、受け身の姿勢で聞いていることが多いですよね。
アウトプットすることで知識が記憶に定着しやすくなりますし、慣れればアウトプットが楽しくなりアウトプットするためにインプットするような好循環が生まれます。著者はこれを「知の回転力」と言っています。
まずは今日からアウトプット前提でインプットしてみましょう!
そして積極的に話したり書いたりアウトプットしていきましょう。
すぐマネできるアウトプットのコツ
少しのインプットでも良いからアウトプットしてみる。
アウトプットするにはたくさんの情報量が必要なのでは?と思われがちですが、著者はインプットの量に対してアウトプットの量は1対9でいいとしています。
論文などの確かなデータが必要となる場合は別ですが確かに日常でSNSにどこかへ行った感想や流行のものを食べた感想などは少しのインプットでもたくさんアウトプットできそうですよね。
アウトプットの練習として本の中では「論語」があげられています。
「論語」と聞くと難しいイメージですがパラパラめくってみて気になる一節があればそれを自分の事と合わせて語ってみる。
もちろん論語だけでなく最近読んだ小説の気に入ったセリフについて語ったり、インプットの量は少なくてもアウトプットを多くすることが大事になります。
反応がたくさん欲しい時は流行のものを経験すると良いとのこと😊。
確かにみんな話題に乗りやすいよね!
人間関係を円滑にするアウトプット
アウトプットは何も学びをもたらすだけではないんですね。
日常生活でもこまめに行うことで人間関係も円滑になるようです。
どういうこと?
例えば、親子の間でも仕事の取引先とでも現状の情報報告(アウトプット)することでお互いの行き違いをなくすことができますよね。
また著者は上司から部下、先生から生徒、親から子へとちょっとした相談事を持ちかけることで部下や生徒、子が相談しやすい環境作りができる、としています。
当然ですが雑談など誰かへアウトプットするときは自分のことばかり気を向けず相手の話を聞くとこが大事です。
最後に忘れてならないのはSNSでアウトプットする際はポジティブな内容の方が良いということ。
ポジティブな内容の方が反応しやすいですし、そもそもネガティブな意見や批判は大ぴらに言うことではありませんもんね。
「アウトプットする力」を読んだ感想
この本は文章が読みやすく、たまに出てくるカメとウサギのイラストが可愛くあっという間に読み終わりました。
これを読んでアウトプット前提で日常を見るとあまりに多くの情報と自分のぼんやりした知識に驚きます。
見ているようで見ていない。知ってるようで知ってない。
インプットばかりでは本当に身につかないですね💦
ほぼアウトプットとは無縁だった私にブログをやってみようと思わせてくれた1つでもあるのでSNSやプレゼンなど関係ないという方にもおすすめです。
本書では85もの方法が書かれています。全部紹介することはできないので主なテーマだけ説明させていただきました。
アウトプットを利用した勉強法なども書かれていますので興味を持った方はぜひ読んでみて下さいね。
通勤・通学中に読まれる方にはAmazonのKindle版がおすすめです。